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2022 new
collection

concept Beyond of
Printing Technology

印刷表現の更なる高みを目指して

環境と人に優しい不燃化粧パネル「101エコシートローバル」。
2022 年の新柄は新しい試みとして、魅力あふれる空間設計を手掛ける「FLOOAT」様、
「Specialnormal」様と共創し、商業空間に求められる新規性のあるデザインを開発しました。
これまで欲しくてもなかなか見つけられなかった色味・素材感を追求し開発された新柄は、
あらゆる空間に調和し、心地よい空間を演出いたします。

  • FLOOAT / 吉田 裕美佳

    商業施設・オフィスデザイン・企画を手がける設計事務所、FLOOATのデザインディレクターとして活躍。第34回日経ニューオフィス賞「経済産業大臣賞」を受賞したKADOKAWA所沢CAMPUSの他、ソニーグループオフィス、ハーマンミラージャパンオフィス、ヤフージャパンオフィスのデザインなど、感度の高い大手企業のデザイン設計を手がける。上質な普通、居心地の良い空間の提案を得意としている。

  • Specialnormal / 髙橋 慎

    多角的な視点から提案をしていく設計・デザインオフィス、Specialnormalでデザイナーとして活躍。クリスプサラダワークス、商業施設 F_f 葛西臨海公園駅、歌舞伎ゲートのデザインなど、インテリアデザインを主軸に、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン等、生活に関わる様々なデザインを提案している。

LINEUP FLOOAT collection

  • Craft Terra

    クラフト テラ

    1つの限定された素材の作り方ではなく、モルタル素材、メタルの風合い、そしてテラコッタの様な柔らかさも兼ね備えた複合的な素材イメージを追求。デザイン元はイギリスの外壁。風雨にさらされた小粒石の表情から着想を得てデザインに落とし込まれた。様々な素材に見える事で限定されない自由度と心地よいテクスチャ―が魅力。どの様な空間でも使いやすい馴染の良いベージュと、心地よい素材感あるテラコッタカラーのミディアムが揃った。

  • Coal Cedar

    コールシダー

    焼杉をうづくりで削った表情のスタイリッシュな印象の黒木目。塗装仕上げは木理が白くなり、春目が黒くなってしまうが、焼杉は春目が白くなり、塗装では出ない独特の表情を持つ。
    元々焼杉は、瀬戸内海で家の外、外壁で使われる仕上げ。科学塗料を使わずに海風からの風化を防ぎ、木を長持ちさせる為の手法として重宝された。
    この技法は昨今インテリアでも流行してきており、様々なマテリアルとの響きも良く、空間を引き締める色・素材として使える木目柄。

  • Stream

    ストリーム

    水の流れを感じる大胆な積層感、レイヤー感、奥行き感をテーマに制作された新柄。
    夕焼けが水面に映る様子を描き、湖の水面の様子をイメージした穏やかな変化が印象的なデザイン。
    大元の素材は染色作家による水彩の大きなストローク感ある筆づかいの為、デジタルっぽさも無く、水彩の程よい質感が魅力的。
    アートウォールの様に1 点ものの様なアクセントパネルとして思い切って使う、新しいローバルの使い方も想定した。

  • Lakeside Stone

    レイクサイドストーン

    チェッポストーンに手を加えた様な自然な風合いある仕上げの新柄。湖の堆積岩として長い年月をかけて大きい石の粒が蓄積してできていくチェッポストーン。イタリアでは古くから馴染のある石素材。近年は日本でもデザイントレンドとして様々な空間での需要が伸びてきている。この新柄は、味わいが残り、整い過ぎていない自然感、ランダム感、粒のバランス感が絶妙なチェッポストーンの表情を狙い、デザインしている。

Space Concept
by FLOOAT

「これからのオフィス」をテーマに空間設計されたシーン。ニュートラルなカラーで纏め、素材使いのディティールに拘り、社員が来たくなる、来たからには長く居たくなる様な「居心地の良さを追求」した空間が設計された。手前に見えるテラコッタカラーのパネルは目地の取り方も意識。
「クラフトテラM」を使って、土感、柔らかい空気感を会議室の周りに表現した。オフィスの中にあるカフェラウンジエリアは奥の壁とカウンターを黒い素材「レイクサイドストーンD」「コールシダーBL」で纏め、空間を引きしめた表現にしている。オフィスっぽさよりも、ホテルラウンジのイメージで空間を構成した。

LINEUP Specialnormal
collection

  • Moon Yard

    ムーンヤード

    月という仮想素材をモチーフに制作されたデザイン。誰もがイメージする月のイメージを損なわずに、いかに本物の素材感をそこに与えるかが制作テーマとなった。
    素材はライムストーンをベースにし、大元の石の持つダイナミックな抑揚感と変化に月の表面にある白い粒が反射して光る様子を加えてデザインを制作。
    ドライな質感の表情が今の空間の雰囲気とマッチするデザインとなった。夜空にぼんやりと光る様をイメージしたベージュ色と、夜空の深い色を感じるダーク色を揃えた。

  • Moca Cream

    モカクリーム

    カジュアルな空間からハイエンドな空間まで、あらゆる空間に調和できる石として魅力のあるモカクリーム。程よい質感のあるサンドストーンは使いやすく、砂粒の流れや縞感の繊細さのあるデザインは、印刷技術を追求した。
    ベーシックな素材だからこそ、グロスマットの質感も繊細さを突き詰め、元素材の魅力を最大限引き出したデザインとなった。色もホワイトに近いベージュカラーにし、多くのシーンで使用できるベーシックな石柄として新柄にラインナップ。

  • Noir Leather

    ノアールレザー

    存在感のあるブラックレザーの新柄。愛着を持ち、長く使い込まれた風合いの非常に繊細な質感と変化のあるデザイン。
    元の素材にあった細かな折り皺の質感、割れの表情をキープしながらも、使いやすさ、繊細さを殺さずにいかに存在感ある黒を出せるかという部分に拘って制作された。
    大胆なブラックは空間のアクセントになりながら、大きい抑揚感の見え方で単調にならず、空間に程よいニュアンスを与えてくれる洗練されたデザインとなった。

  • Fog

    フォグ

    近くで見た時と遠くで見た時の印象が変わる2面性のあるグラフィックデザイン。全体に広がるシンプルなドットは、どこか有機的な要素を感じさせる。シンプルな中に大きな動き、抑揚感を与える事で単調にならず、自然的要素とグラフィカルな要素を掛け合わせる事で、新しい自然解釈を取り入れたデザインとなった。こうした大きな抑揚の変化はメタルや漆喰などでも注目されている。グレージュとブラック、その色でも大きく印象が異なり、あらゆる素材と馴染む為、さまざまな空間で組み合わせがしやすい新柄デザインとなった。

Space Conceptby Specialnormal

ローバル新柄を効果的に魅せていく事を意識してホテル空間が設計された。
ホテルロビーは、新柄の中でもコンセプチュアルなムーンヤードが映える空間をテーマに設計された。大きなロビーは光をイメージし、壁面パネルにはムーンヤードのベージュ色とダーク色を交互に段違いで使用。光と影を演出した。
大きな空間だけではなく、パーテーションなどの家具に落とし込んだ設計も想像。パーテーションは部分的に折れるデザインになっており、今回の開発した柄が光の当たり方で表情の変化を楽しめる設計になっている。

special Talk

2022 年春に発表となった12 点のローバル新柄。
共創を終えた3社のトークセッションを振り返り新柄開発ストーリーと
その魅力に迫りました。

印刷技術を駆使した新しいマテリアルの開発

ー初めて凸版から企画の依頼を受けた時の印象は覚えていますか?

吉田壁面のマテリアルは空間を決める大切な要素なので、その柄のデザインをするのは難しいと感じました。

髙橋始めの声掛けは、実はFLOOAT さんからの紹介でした。凸版と印刷を活かした取り組みは面白そうだと感じました。

凸版私たちも始め、この企画を受け入れて貰えるか不安だったんですが、実際に進めていく中でとても刺激になりましたし、良い商品の開発に繋がったと感じています。

ーグラビア印刷の特性を活かしてアイディアを考える事で難しかった点はありますか︖

吉田グラビア印刷はリピートがある事がベースになりますが、実際は印刷クオリティが高く、気にならないレベルで凸版の技術に驚きました。

髙橋同じことを僕も思っていました。あと、印刷自体がどこまでできるのか、今回の企画は素材開発という事だったので、印刷の限界の想像をするのが難しかったですね。

凸版特に髙橋さんと一緒に開発した柄は細かいディティールの拘りがとても難しく、我々も大変苦労しました。でも、アドバイス頂きながら進めた事で良いモノづくりに繋がった思っています。

初回打合せの様子。印刷の仕組みにそれぞれ興味が尽きない。
絵を飾るように壁面を彩る新しい使い方の提案(ストリームBG)
全体レイアウトや細かい質感など、距離感による違いを確認しながら進めていった。

それぞれのコレクションにかける想い

C-lab × FLOOAT ≫
ーFLOOAT コラボの新柄6点について教えて下さい。

吉田今回この6点を開発するにあたって考えていたのは、壁面に対して引いてみた時と近づいて見た時で違った印象を作れたら良いな、という思いがまずありました。元々は自然界にあるマテリアルですが、今の空間に落とし込んだ時に自然と馴染む様な素材感が出せないかなと思っていました。最近の空間は光も柔らかな表現が多いので、強いマテリアルというよりも柔らかい光の中で自然と馴染むマテリアル感を出したいという思いがありました。

髙橋すごく自然で、光を意識している事を柄を見て感じました。とても使いやすそうですね。流行感もありますし、テラコッタカラーもありますし、柄感もとても綺麗に出てますよね。

C-lab × Specialnormal ≫
ーSpecialnormal コラボの新柄6点について教えて下さい。

吉田今回アイディアを提案する際、実在するマテリアルをどう印刷によって消化していくか、というテーマを持っていました。それが「モカクリーム」や「ノアールレザー」だったりします。その他に、印刷でできる面白さでマテリアルを作る感覚でも提案をしました。それが月のテーマにだったり、グラフィックでどこまで素材に見えてくるか、それが使いやすく、夢のある素材になっているかという事を目指して6柄に絞り込まれて行きました。

凸版私たちも、月石を作りたいと聞いた時は「え?」と思いましたが、面白そう、ぜひやって みたい!と直ぐに思いました。

髙橋ただ夢にするだけではなく、皆が思う印象を持ちながら、しっかり使えるものにするに は、という事で、凸版チームとも思い入れを持って開発できた柄になったと思います。

吉田「ムーンヤード」はプレゼンを聞いた時、Specialnormal を紹介して良かった!と思った 瞬間でした。ぜひ見たいと思いました。実際の出来上がりもかっこ良かったです。

凸版そして、「フォグ」も、我々テーマを聞いた時にはとても悩みましたが、ドットのグラフィカルな表現で近づいた時と遠くから見た時の印象を変えたいという依頼に苦労しました。こちらはどうでしたか?

髙橋「フォグ」は思っていた以上に距離感での効果が出ました。とても抽象的なやりとりでしたが、リピートや柄感をどこまで抑えていくのか、何度もやりとりを重ねましたね。遠くに離れると鉄っぽく見えたり、印象が違ってくるんですよね。これはすごく良いものが出来たと思いました。

ムーンヤードは実際の月や高解像度の画像を観察し、発光しているイメージも含め柄に落としこんでいった。
他の建材との様々な組み合わせの中で 調和する柄感を探った。

新柄12点の開発を振り返って

ー12点の中で1番お気に入りの開発柄はありますか?

髙橋僕は「ムーンヤード」ですね。印刷でマテリアルをどう表現するかとても悩みました。その中で「月」は印刷でしかできないテーマですし、「月のイメージ」という言葉だけで凸版からは、イメージ通りのものを出してきてくれました。

凸版当社の方でも制作者は月の表現を本当に悩んでいました。パソコンのモニターをぼんやりと見つめながら、月の表面にある細かな光の反射やドットの粒の表情が月の魅力や素材のエッセンスに繋がると気づいたんです。それをデザインに落とし込み、気に入って頂きましたね。

髙橋月の表面って、実際にはクレーターだったり、ゴツゴツしていていますが、僕がイメージしていたのは皆が見た事のある、地上から夜見た時のふんわりとした月の印象でした。そこをうまく汲み取って頂けてとても良かったんです。

吉田私は「クラフトテラ」ですね。使いたいけど、実際の建築のマテリアルでもなかなか無い表情のマテリアルです。これから設計する物の広がりも出そうです。本当はカラーバリエーションももっと増やしたいです。

髙橋「フォグ」は、ブラックとホワイトだけで考えていたんですが、凸版からグレーを提案してきてくれました。見え方が変わって、とても可能性を感じました。そう思うと色で大分見え方も変わりますよね。

凸版「クラフトテラ」のミディアム色は吉田さんも拘ったテラコッタカラーだったかと思います。FLOOAT さんの事務所でも普段よく使われているマテリアルとの響き合いも良い色で、今回テラコッタカラーとベージュで揃えて頂いた素材かと思います。

吉田何度も色バリエーションを出して頂きましたし、これも良かった。という色も沢山ありました。

ー黒系の柄の使い方とポイントは何でしょうか?

吉田12柄中5柄がブラック系です。それぞれの柄に合わせて黒の深味、質感、艶感をそれぞれにデザインされています。ベージュトーンに合う黒や、ウォールナットに合う黒など、相性みたいなものもあるので、柄だけではなく、色のトーンで選んでいくのも面白いと思います。

髙橋大判使い、壁がメインになると思いますが、家具の側面だったり、アクセントでも使えますし、使い方は幅広そうですね。

凸版マテリアル毎に黒さの表現の違い、味わいだったり、絶妙な色の違い、濃淡の差で幅広いアイテムが揃いましたね。