凸版印刷:印刷テクノロジーで、世界を変える
トッパンは1900年の創業以来、原点である「印刷術」を「印刷技術」に進化させていくと同時に、事業分野の世界的拡大に努めてきました。ここに「マーケティング力」「IT力」「クリエイティブ力」、さらにさまざまな加工技術が融合・進化した姿を、凸版印刷では「印刷テクノロジー」と呼んでいます。この事業基盤のもと、現在では「情報コミュニケーション」、「生活・産業」、「エレクトロニクス」の3分野で事業を展開しています。東京株式市場にも上場し日経指数の構成の部分を成し、グローバルな従業員数は連結で約46000名に上ります。また、2016年の連結売上高は約120億ドルを計上しました。
これらの事業基盤において、昨今では医療や食品分野で用いられるバリアフィルム、またはカード類、半導体のほか、建装材分野においては各種化粧シートを始めとする高性能な建材製品を提供しています。
今日の住環境に向けた “Fortina” による提案とソリューション
建装材市場においては、生活者の目線から、環境保全、健康配慮、安心 ・安全を求めるニーズが高まってきました。また最近では、建設業界全般を取り巻く環境にも変化が出てきており、軽量化・施工の省力化や工期 短縮などといった、施工者目線での新たなニーズも高まっています。 凸版印刷では、印刷を核にした先端の技術力により、様々なニーズに対応した高い機能性を持つ商品開発を行っています。
凸版印刷の建装材分野の主要製品の1つであるフォルティナは非塩ビ素材をもちいた高意匠・高性能な化粧シートにアルミ素材を組みあわせた製品です。自然素材が持つ風合いを可能な限り再現し、工業製品として高い品質と安定的な供給を実現しました。150種類以上のコレクションの中からユーザーがシーンにあった色柄を選ぶことができ、更に、50種類近いプロファイルと組み合わせるとその種類と可能性は無限に広がります。
また、自然素材の特性である経年による変色や変形、または、素材自身の重量や長さの制約を極限まで減らし、これまで出来なかった新しいデザインが可能となりました。