
工場内食堂 リニューアル
所在地
埼玉県幸手市
竣工
2022年8月
施工面積
101坪(333㎡)
業務内容
- 企画
- 設計
- 施工
- プランニング
工場内食堂のリニューアル事例です。
リニューアルに際し、「飲食スペースの無駄を解消したい」「単独利用が多いため、1名用の座席を用意したい」「若手人材獲得のアピールになるような魅力的な空間にしたい」とご要望をいただきました。
4つの利用シーンを想定したゾーニング
ご要望を受け、飲食だけでなく休憩や待合スペースとしても使用されていることを踏まえ、「USUALLY(いつもどおりの時間)」「WITH(人と共にする時間)」「SOLO(個の時間)」「RELAX(ゆっくり過ごす)」という4つのシーンを想定しゾーニングしました。
その日の気分や人数で座席を選択し、それぞれが思いのままに過ごせるような、新しい食堂空間としました。

USUALLY(いつもどおりの時間)を想定したスペース。開放的な空間で食事を楽しめます。

WITH(人と共にする時間)を想定したスペース。カラフルな明るい雰囲気で会話も弾みます。

WITH(人と共にする時間)を想定したスペース。ソファ席でゆったりと会話を楽しめます。

SOLO(個の時間)を想定したスペース。窓側のカウンター席やソファ席で一人の時間を心地よく過ごせます。

RELAX(ゆっくり過ごす)を想定したスペース。視線を気にせずくつろぐことができます。
空間デザインは若年層の好感を得られるよう、ナチュラルモダンなカフェのような雰囲気を演出しました。
また、派手になり過ぎないように家具の張地色等でバランスを取り、食堂を利用する幅広い世代に長く愛される空間を目指しました。

ナチュラルモダンなカフェをイメージした空間デザイン
コロナ禍の提案であったため、感染対策も兼ねつつ、ゆったりリラックスして利用して貰えるよう、席間の距離を十分に確保したレイアウトとしました。
メインエリアはアフターコロナの座席追加にも柔軟に対応できるよう、ゆとりを持たせたレイアウトとしました。

メインエリアは座席の追加も可能。状況に応じた可変性を備えています。
家具形状とレイアウトを整理して席間や通路幅の確保と、床デザインの貼り分けによる動線の整理を行いました。
また「外国籍の従業員にも配慮したい」というご要望も踏まえ、サインには日本語だけでなくイラストと英語表記も組み込み、多くの人に使いやすいユニバーサルデザインを意識した作りとしました。

床のデザインを分けることで動線を整理

サインにはイラストや英語表記も組み込み、使いやすさに配慮。