COLUMNS

コラム

TOPコラム働きやすい職場とは?働きやすい職場環境の特徴やメリットを紹介

<TOPICS>企業イメージの向上にもつながる!オフィスづくりに役立つポイント7選

働きやすい職場とは?働きやすい職場環境の特徴やメリットを紹介


働きやすい職場とは、従業員が楽しく働くことができ、プライベートとのバランスが取れて充実している職場のことです。働きやすい職場のある企業は、従業員の離職率が低く、人間関係も良好なので仕事の成果にもつながるでしょう。 この記事では、働きやすい職場の特徴やそのメリット、働きやすい職場づくりのポイントを紹介します。

働きやすい職場とは?

働きやすい職場とは、従業員がパフォーマンスを最大限に発揮し、心身ともに健康でエンゲージメント高く働ける職場のことです。


最大限のパフォーマンスを発揮するためには、従業員が自分の能力やスキルを最大限に活かせる環境が必要です。つまり、やりがいと適性を満たす職務内容や、業務に集中できるオフィスレイアウトが整っていることを指します。

また、適切な勤務時間や職場の人間関係、充実した福利厚生などが従業員の健康を害することなく、長期間安定して働ける状態を築く必要があります。

このような働きやすい職場にいる従業員は離職率が低く、人間関係も良好なので仕事の成果にもつながるでしょう。


昨今では、顧客満足度(CS)より従業員満足度(ES)を優先する企業のほうが業績アップにつながるとも言われています。従業員が仕事に満足して働いているからこそ、お客さまに対してより良い商品・サービスを提供できるためです。

働きやすい職場環境6つの特徴

では、より具体的に働きやすい職場環境について解説します。

以下6つの特徴がある職場環境は、従業員にとって働きやすい職場と言えるでしょう。


  • 社内のコミュニケーションが取りやすい
  • 教育・研修の体制が整っている
  • 立場や部門を超えて活発に意見交換できる
  • 勤務時間や場所など働き方の選択肢が多い
  • 福利厚生や休暇制度が充実している
  • 人事評価制度の正当性・透明性が高い

- 社内のコミュニケーションが取りやすい -

社員同士が気軽に情報交換や意見共有をすることができる職場環境です。コミュニケーションが取りやすいと、人間関係が良好になるだけでなく、何気ない雑談からビジネスアイディアが生まれるかもしれません。

具体的には、オープンなオフィスレイアウトや、社内チャットツールの活用などが挙げられます。たとえば会議室やカフェスペースがガラス張りになっているなど開放的な空間では、自然とコミュニケーションは活発になります。逆に、壁で視界が遮られている閉鎖的な空間では、コミュニケーションが取りにくくなってしまうでしょう。


- 教育・研修の体制が整っている -

教育・研修体制がしっかりしていると、スキルアップはもちろん業界の最新トレンドに対する感度も高まります。教育・研修を通じて、成長意欲を高めて従業員自らキャリアパスを描くようになるでしょう。

具体的には、新入社員研修、技術研修、リーダーシップトレーニング、外部の専門家によるセミナーなどがあります。たとえば技術研修では、業界で求められる具体的な技術やツールの使い方に焦点を当て、現場での生産性アップにも貢献します。


- 立場や部門を超えて活発に意見交換できる -

立場や部門に関係なくフラットに意見交換ができれば、チームの協調性を高め、新しいアイデアやプランが採用されやすくなるでしょう。また、隠れた問題やリスクを発見し、予防策を講じられる可能性も高くなります。

具体例としては、全社会議や部門間での合同会議、ランチやカフェタイムでのカジュアルな意見交換会などが挙げられるでしょう。カジュアルな意見交換では、より自由な発言ができ、普段の業務で触れ合うことの少ないメンバーとも交流を深められます。


- 勤務時間や場所など働き方の選択肢が多い -

リモートワークやフレックスタイム制度、ジョブシェアリング、コワーキングスペースの利用など多様な働き方を選べる職場環境は、生産性やワークライフバランスの向上、人材の増加につながります。

たとえばフレックスタイム制度の導入は勤務時間が自由になることで、育児・介護などを理由に働けない方でも勤務でき、人材の幅を広げられるでしょう。


- 福利厚生や休暇制度が充実している -

福利厚生や休暇制度が充実していると、従業員のモチベーションが高まります。離職率が低下し、パフォーマンスの向上につながるでしょう。

たとえば福利厚生には、住宅手当、社員食堂、レジャー施設の割安利用などが挙げられます。休暇制度では、育児休暇や介護休業、子の看護休業などがあります。


- 人事評価制度の正当性・透明性が高い -

評価制度の透明性が高いと、従業員が自分の評価やキャリアパスを理解しやすくなります。つまり、従業員は何が評価され、どうすれば成長できるのかを明確に知ることが可能です。

年2回以上のパフォーマンスレビューや360度フィードバック、KPI(重要業績評価指標)に基づく評価などが該当します。

働きやすい職場環境を作るメリット

ここからは、働きやすい職場環境を作るメリットとして、以下を解説します。

  • 生産性の向上
  • 離職率の改善
  • 企業イメージの向上


- 生産性の向上 -

働きやすい職場は従業員のモチベーションを高め、生産性の向上につながります。従業員がストレスなく業務を進めることができ、その結果生産性が向上します。


- 離職率の改善 -

働きやすい職場環境は、従業員のエンゲージメント(愛社精神)を高めるため、離職率の改善につながります。離職率の改善によって、新たな人材の採用や教育のコストを抑えることが可能です。

従業員が自分の働く環境に満足していれば、他の企業への転職を考えることが少なくなります。そのため、安定した組織体制を維持することができます。


- 企業イメージの向上 -

働きやすい職場環境がある企業は、いわゆる「ホワイト企業」として企業イメージを向上させることが可能です。

現代ではSNSや口コミなどを通じて、企業の良いイメージは広がりやすくなっています。その結果、新たな人材を引き寄せやすくなったり、ビジネスパートナーや顧客との信頼関係が築きやすくなったりするでしょう。

つまり、従業員が幸福であれば、その声が外部に広がり、企業のイメージ向上につながるのです。


働きやすい職場づくり7つのポイント

働きやすい職場を作るために、必要なポイントを7つ解説します。


  • 従業員の居心地が良いオフィス環境を整える
  • 新入社員研修や勉強会・セミナーを実施する
  • フレックスタイム制やテレワークを導入する
  • 多様な福利厚生・休暇制度を導入する
  • 資格取得支援制度を導入する
  • ハラスメント防止の講習や相談窓口を設ける
  • 人事評価の基準を明確にする


- 従業員の居心地が良いオフィス環境を整える -

オフィス環境は、従業員の働きやすさや集中力、クリエイティビティに大きく影響します。内装やレイアウトを工夫して、明るく開放的なスペースを作り出すと、従業員同士のコミュニケーションも活発になるでしょう。

また、静かな休憩スペースやリラックスできる空間の確保も大切です。ストレスを軽減し、リフレッシュするスペースを提供できます。


- 新入社員研修や勉強会・セミナーを実施する -

新しい知識やスキルの習得が、従業員のモチベーションを高め、キャリアパスを描くために欠かせません。

たとえば新入社員には会社の文化やビジョンを理解してもらい、基本的なビジネスマナーや業界の知識を身につけるための研修を行います。マネージャー層に対しても、マネジメントやリーダーシップに関する研修を実施し、部下の管理・育成に役立ててもらうことが大切です。


- フレックスタイム制やテレワークを導入する -

さまざまな働き方を導入することで、従業員のワークライフバランスを整えることが可能です。テレワークはコロナ禍を背景に広まり、アフターコロナになった最近でも継続して導入する企業が多くあります。

テレワークは通勤時間の削減や、好きな場所で勤務といったワークスタイルを実現します。国内に限らず海外から勤務する従業員がいるグローバルな企業も少なくありません。


- 多様な福利厚生・休暇制度を導入する -

福利厚生や休暇制度の充実は、働きやすさに直結すると言っても過言ではありません。

子育てや介護の支援、保養施設の利用制度、健康診断の補助などの福利厚生をはじめ、ボランティア休暇やプロポーズ休暇などユニークな休暇制度を導入するといいでしょう。


【福利厚生・休暇制度の例】

  • 定期的な健康診断の提供やスポーツジムの利用補助金
  • 産前・産後の休暇や育児休暇
  • 病気休暇やリフレッシュ休暇、ボランティア休暇
  • 企業専用の保養所やリゾート施設の利用権
  • ワーケーション制度
  • 社員食堂の提供や食事補助券の配布
  • 通勤交通費の全額または一部補助
  • 外部セミナーや研修の参加費補助


- 資格取得支援制度を導入する -

スキルアップやキャリアアップを目指す従業員を支援するために、資格取得支援制度の導入がおすすめです。たとえば、資格取得にかかるコストを一部または全部負担、資格取得による手当ての支給、資格合格時のお祝い金などが挙げられます。

収入は従業員のモチベーションに影響を与えるので、金銭的なメリットのある資格取得支援制度にすると効果的と言えます。


- ハラスメント防止の講習や相談窓口を設ける -

昨今では「マタニティハラスメント(マタハラ)」や「終われハラスメント(オワハラ)」、「モラルハラスメント(モラハラ)」といった多様なハラスメント被害が出てきています。たとえばオワハラとは、内定を出した学生に対して就職活動を無理やり終わらせようとするハラスメントです。


ハラスメントの発生を防ぐためには、当事者に「なぜ、その言動がハラスメントになるのか」を、講習を通して理解してもらい、被害を受けた方が泣き寝入りせずに済むよう相談窓口を設けることが大切です。


- 人事評価の基準を明確にする -

透明性のある人事評価は、従業員が自身の業績や役割をクリアに把握し、向上心を持って取り組むきっかけとなります。パフォーマンスレビューや360度フィードバックといった人事評価制度を設けるといいでしょう。

360度フィードバックは、上司だけでなく部下や同僚といったさまざまな立場の方から働きぶりを評価してもらう制度です。一人の評価に左右されることなく、より正確で立体的な人事評価につながるので採用する企業も増えています。

オフィス見学のご案内

働きやすいオフィスを見学してみたい方必見!TOPPANの空間演出ブランドexpaceでは、TOPPAN社員が実際に働いているオフィスを間近で見学できる、オフィス見学会を実施しています。
より具体的にオフィスづくりのイメージをつかみたい方はぜひお申込みください!

さいごに

従業員が働きやすい職場は、生産性向上や離職率の改善につながるほか、企業イメージの向上につながります。現代ではSNSや口コミを通じて良い企業イメージを広めてもらいやすく、売上アップや採用の増加などさまざまな面でメリットがあります。

働きやすい職場を作るには、コミュニケーションを活性化させたりリフレッシュ効果を高めるオフィス設計だけでなく、福利厚生、休暇制度、研修支援制度の充実も重要です。


TOPPANではオフィスの改修・リニューアルはもちろんのこと、オフィスレイアウトに関するご相談も承っております。検討中の方はぜひ、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください!

関連コラム

<TOPICS>オフィスレイアウトの種類とは?各レイアウトのメリット・デメリットを解説

<TOPICS>オフィス移転の流れとは?必要な手続きやよくあるミスを解説

お問い合わせ

TOPPAN 環境デザイン事業部

〒110-8560 東京都台東区台東1-5-1

TEL. 03-3835-6820

FAX. 03-3835-6780